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我が家はダンボール

吾輩は猫である。名前はまだない。おっと、これはどこかで聞いたことがある言葉だ。我が輩は捨て猫だ。まだ小さい頃、主人に捨てられた。どこかもらってくれるだろうと、どこかの店先に段ボールの小箱に入れて捨てられていた。
我が輩が知っているのはそこからだ。何日そうしていたは定かでない。優しい主人が店の中にい入れてくれた。段ボールの箱は外でも結構温かかったが、店の中はそれよりももっと温かかった。
なにせ風が吹かない。人間様は世間の風は冷たいという。店先の風はそれにぴったりな風だ。人間も外に出るとそれなりにたいへんなんだな。
でも、段ボールに入れてくれただけ、前の主人は温かだったのか。ほとんど何もまとうことなく、捨てられる猫仲間もいるという話を聞いたことがある。
大人になった猫を平気で山中に捨てる人間もいるという。エサの取り方なんて、我が輩は一度も教えてもらったことがない。
どうやって生きて行けというのか。その点我が輩は、拾ってもらえる確率が多いところに捨て置かれただけ幸せというべきか。さて、何日か店の中に置かれた後、その店にやってきた今の主人に拾われた。
すでに70歳をこえた老人だった、子供も独立して、何かペットを飼おうと思っていたらしい。我が輩を見てすぐに気に入ったと段ボールのまま、結構大きな一軒家に招かれた。古い民家だ。瓦屋根か。
ずいぶん立派だな。昔は財産を築いていい暮らしもしていたのだろう。これでは夫婦二人で暮らすには掃除もたいへんだろう。「今日からここがおまえの家だよ」そういって、老婆が玄関からほど近い南側の片隅に、段ボールを置いた。


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