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十日戎で見つけたダンボール

商人の街、大阪。その大阪には商人のための大きな祭があります。それは「えべっさん」の愛称で知られる、十日戎という祭です。十日という名前の通り、毎年1月10日行われています。「商売繁盛、笹持って来い」という威勢の良い掛け声とともに、お祭が行われる各地の戎神社には合計で何百万人もの人が詰め掛けます。
さて、この十日戎には笹に飾りをつけるという風習があります。大阪をはじめとする西日本の各地にはたくさんの戎神社があるので、それらの神社で受け取ってきた笹をお店などに飾っている光景はよく目にします。これはもちろん、商売繁盛を願ってのことです。
十日戎のお祭についての詳しいことはさておき、このお祭で売り出されている飾り物を注意して見ていると、面白いことに気づきました。そのことに触れる前に、まずは十日戎における笹の風習についてお話ししましょう。
まず、参拝客は戎神社が無料で配っている笹の木をもらいます。七夕でも使われるような、ごく普通の笹です。笹をもらった参拝客は、次に飾り物をつけてもらう店に立ち寄ります。神社の境内にもたくさんの店がありますし、神社の外にある参道にも実にたくさんの飾り物店があります。これらのお店に行き、参拝客は何もついていない笹を差し出して飾り物をつけてもらいます。その種類は実に豊富で、どれも縁起の良いものばかりです。しかし、ここで普通に飾り物をつけてもらってはいけません。そこは商人の町、大阪です。この飾り物を値切るのです。本当の商売でも交渉術が必要になる場面は非常に多いのですから、飾り物ひとつにしても値切ってつけてもらうくらいでないと、というわけです。
かくして参拝客と飾り物屋との丁々発止を経て、めでたく笹はたくさんの飾り物で賑やかになります。こうして参拝客は嬉しそうにそれを持ち帰って、1年間の開運を願います。
さて、それでは話を本題に戻しましょう。この飾り物を良く見ていると、ダンボールで作られているものが実に多いことが分かります。やはり1年間飾り続けるものなので、あまり貧弱な素材だと壊れてしまうという懸念もあるのでしょう。ちょっと面白いのは、実際に使われていた紙幣をシュレッダーのようなもので砕いて、それを再び固めて作った飾り物というもの。ダンボールにも一部廃棄された紙幣が混じっているという話を聞いたことがありますが、この飾り物の場合はお札の純度が100%なので、さらに縁起が良さそうに見えてきますね。


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